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平成27年度 フォークリフト荷役技能検定2級実施結果について

 

 当協会では、平成27年度より、フォークリフト荷役技能検定を実施しました。この検定制度は、フォークリフト運転技能講習修了者等を対象として、より安全で正確かつ迅速な作業を評価・認定し、労働災害の防止に寄与することを目的としているもので、平成27年度は11月9日(月)に全国9か所で検定2級試験を実施し(神奈川・長野は別日に実技を開催)、96名が受検、46名が合格する結果となりました。

 

 

受検者

学科合格者 実技合格者 検定合格者 合格率

96名

50名 61名 46名 48%

 

 

試験科目 学科(300点満点) 実技
点検(200点満点) 運転(500点満点)
最高点 297点 200点 497.5点
平均点 240点 181点 361点

 

 

 学科試験の内容は、関係法令、荷役装置、走行装置、力学、荷役一般から出題しました。
 このうち、走行装置と荷役装置については正答率が高かったものの、関係法令、荷役一般は誤解答が多く見受けられました。関係法令は「フォークリフト運転士テキスト 」から出題しました。荷役一般は、主に「はい作業主任者テキスト」、荷役作業安全ガイドラインから出題していますが、はい作業と荷役作業安全ガイドラインの基本的な知識を測りました。

 実技のうち点検試験は、多数の受検者が合格レベルに達していましたが、「油圧ホースの状態の確認」「インチングペダルの点検」について、確認ができていない方が比較的多く見受けられました。

 運転試験は、合格した方と不合格の方に大きな差がありました。順路を間違える方や二段取りをしない方が多く見受けられました。そして最も多かったのが、必要な個所での指差呼称の安全確認をしない方でした。安全確認はこの検定に限らず、日頃から実施しなければならないものですので、是非この点に留意していただければと思います。また、規定時間をオーバーする方も多く 見受けられました。できれば、事前に一度はコースを設定し、練習していただければと思います。

 本検定の来年度の開催は、4月27日(水)に第一回目を予定しています。多くの方々の受検をお待ちしています。また、今回、残念ながら不合格だった方、学科・実技のいずれかに合格された方の再度のチャレンジもお待ちしています。
 なお、点検、運転については動画を用意することを予定しています。2月初旬からホームページで閲覧できるようにしますので、ご参考にしていただければと思います。

 

 

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