労働安全衛生マネジメントシステム
労働安全衛生マネジメントシステム (OSHMS)とは
- リスクアセスメントとPDCAサイクル
リスクアセスメントでリスクを低減させるための具体的な措置を決めた後は、その実施等について計画を作成し、実施し、実施結果を評価し、さらに必要な改善を図るというPDCAサイクル(計画Plan、実施Do、評価Check、改善Act)によることが望まれます。
- OSHMS
安全衛生の取り組みは、経営と一体となって実施することが必要であり、「経営者の安全衛生についての方針表明」、「安全衛生目標の設定」とこれらに基づく「PDCAサイクル」の実施が労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)と呼ばれる取組です。なお、PDCAサイクルの計画作成ではリスクアセスメントの実施が必要です。
- ISOと同じ国際的な取組
具体的な取組方法は、安全衛生規則に基づく指針として示されています。
労働安全衛生規則第24条の2
(自主的活動の促進のための指針)
第24の2 厚生労働大臣は、事業場における安全衛生の水準の向上を図ることを目的として 事業者が一連の過程を定めて行う次に掲げる自主的活動を促進するため必要な指針を公表することができる。
- 安全衛生に関する方針の表明
- 法第28条の2第1項の危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置
- 安全衛生に関する目標の設定
- 安全衛生に関する計画の作成、実施、評価及び改善
労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針
安全衛生規則第24条の2に基づき「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針」(平成12年厚生労働省告示第120号)が公表されています。
詳細はこちら(安全衛生情報センターにリンク)
リクムス(RIKMS)
当協会では、陸運業における労働安全衛生マネジメントシステムの普及を図るため、「陸運業における労働安全衛生マネジメントシステムガイドライン」を作成しています。
この略称は、陸上の「RIK」とマネジメントの「M」と、システムの「S」から、「RIKMS(リクムス)」としています。
平成19年及び令和3年に改正をしています。
リクムス(ガイドライン)の詳細はこちら (PDFファイル)