①作業環境の管理(設備面からの対策の充実)
荷役作業に多い墜落・転落等の災害を防止するには、安全な作業場所を確保するための、作業環境面からの設備対策が重要です。
例えば、「作業床の設置」や「安全ネット設置」、墜落時の保護のための「安全帯取り付け設備の確保」などがあります。
<対策のポイント>
各職場の荷役作業の「リスクアセスメントの実施」と「設備面からのリスク低減」
詳細は「荷役作業のリスクアセスメント」を参照
「荷役作業時における墜落・転落災害防止のための安全設備マニュアル( パンフレット)」
に示された設備対策の実施
パンフレットはこちら
厚生労働省「荷役作業安全ガイドライン」に示された荷主等との連携(荷主先等での災害防止)
ガイドラインはこちら
②作業の管理(作業面からの対策の充実)
人に関わる作業が多い荷役作業では設備対策と同じくらい重要なのが、作業面からの対策です。
<対策のポイント>
「荷役作業時における墜落・転落災害防止のための安全マニュアル(パンフレット)」を参考に、安全な作業への変更、「安全作業手順書」の作成・見直しを行うこと。
パンフレットはこちら
安全作業手順書の作成または見直しを行う場合には、リスクアセスメントを実施すること。
詳細は「荷役作業のリスクアセスメント」を参照
安全作業連絡書を活用した荷主先等との連携
「安全作業連絡書」(リーフレット)はこちら
ガイドラインはこちら
④安全衛生管理体制の整備
職場の安全衛生管理を行うためには、安全衛生について専門知識や経験のある管理者、作業者、安全衛生スタッフが協力してその推進を図ることが大切です。
<対策のポイント>
安全管理者、衛生管理者、安全衛生推進者等の選任
安全(衛生)委員会等による調査・審議
事業場規模別の安全衛生管理体制はこちら (Q&A新規追加)
⑤安全衛生教育の実施
危険有害な業務に従事する場合には、法令で定められた一定の資格が必要な場合があります。また、管理者、監督者、従業員に対し必要とされる各種安全衛生教育も厚生労働省から示されています。
<対策のポイント>
フォークリフト運転などの技能講習 (「はい作業主任者技能講習」もあります。)
安全管理者選任時研修などの教育 (5年毎を目安に実施する教育)
安全管理者選任時研修などの教育 (安全管理者になる資格を取得するための研修)
荷役の作業指揮者等の安全衛生教育 (積卸し作業指揮者、車両系荷役運搬機械作業指揮者)
荷役作業者に対する教育講師になるための講習 (インストラクター講習)
各種安全衛生教育等の詳細はこちら